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有機農法とは農薬や化学肥料、除草剤を使わずに有機質の肥料を使って農作物を栽培する方法です。当農場では有機質の肥料としてオカラ、米ぬか、カキガラ、ミミズのフンを使います。当農場では、出来る限り、再生不可能な資源や資材を使わず、再生可能で豊富な資源を活用します。人間の労働力は、最も豊富で再生可能な資源の一つです。有機農法には次のような利点があります。
1、栄養価が高い
農作物が必要な栄養素はN(窒素)、PO3(リン酸)、K(カリウム)、CaO(カルシウム)、MgO(マグネシウム)などの他に10種類もの微量な養分があります。有機質の肥料には化学肥料では補いきれない貴重なミネラルを豊富に含まれています。また、有機肥料で栽培された農作物はビタミン含有量が高いです。化学肥料で生産されたほうれん草の5倍のビタミン含有量を有機栽培されたほうれん草は含んでいます。
そして、有機農法で育てられた作物は化学肥料で栽培された作物よりゆっくりと育つために有機野菜や有機米は化学肥料で育てられた作物よりミネラルを多量に含みます。ミネラルの人体への良い影響は日本ではあまり取り上げられていませんがアメリカやドイツなどでは盛ん研究され、キレル子供やアルツハイマー病などの現代病との関わりが解明されようとしています。。
2、有機物の循環によって環境にやさしい
日本は資源が乏しい国です。そのために、農作物を作るための化学肥料や、家畜を育てるためのエサは海外からの輸入に頼っています。。ですが、その肥料やエサも限りある資源です。これらの資源を大切に循環していく事は、将来世代の大事な資源を食いつぶさないためにも必要なことです。
さらに化学肥料は化石燃料のエネルギーを使って作られています。地球温暖化を防ぐという側面からも有機物の循環が役に立ちます。
3、旬の野菜で季節を感じることによる食育
春には菜の花、夏にナス、トマト、キュウリ、秋はさつま芋、冬は鍋にぴったりの白菜。季節の旬の野菜を食べる。当然の事ですがスーパーやコンビニには海外からの輸入野菜で夏にも関わらず冬の野菜が見られます。食卓を彩るうえでは多少なりともそういった事も必要かもしれませんが、それが当たり前の世の中ではあっていいのでしょうか。子供やその親は自分達が食べたい物を求めるあまりに目の前の食材がどのようにして育てられたのか、生産者がどのくらい苦労して作ったのか一度として真剣に考えたことは無いでしょう。有機野菜は生産者の顔が見える食材であり、それを食すことでもう一度、足元から生活を考え直す良い機会となるはずです。
当農場では有機JAS認証を取得しておりません。有機JAS認証はコーデックス総会で採択された有機JAS規格の基準を満たしている農業に対して有料で認められます。コーデックス委員会は各国の食品に関する立法の壁をなくし、貿易を促進することを目的とした国際機関です。つまり、基準の内容よりも、基準をつくること自体がその目的です。
日本の有機食品の市場は約4000億円と言われていますが、その80パーセントが輸入品です。
当農場は有機JAS法に従って農産物を栽培されている農家に反対しているわけではございません。
参考文献 イネの有機栽培 農文協